バタフライ・インザ・ストマックの新作「Fix Waltz」から見えるワイルドフラワーの5年間

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     この音源、実はワイルドフラワーにとって、ある意味集大成かもしれません。
    fix waltz

    ブログのページビューの統計で、新しい記事に混じって、
    過去に書いたこれらの記事が未だに毎月上位にランクインされています。
    みんな、同じ悩みで堂々巡りしているんですね。

    さて、日々ガチでバンド活動されている皆さんが、スタジオを選ぶ理由って、

    「メンバーが妥協できる交通の便」

    「価格」

    「なんとなくずっと使っているから」

    ほぼ、この3点に集約されると思います。


    それに対し、ワイルドフラワーの平日組のガチなバンドマンたちに聴いたところ、こんな風に答えてくれました。




    あれ、昔は「音がいい」って良く言われたんですが、最近はそういう話をあんまり聞かなくなりました。
    そこで、05stの住人と言われている某バンドの方々に、その点をちょっと伺った所、

    「ここでの練習が日常なんで、他のスタジオを使ったときしかそんな事思わない。そもそも他の所はいろんな事情で年に数回しか使わないし。」
    って言ってました。

    そう、ここでのバンドでの練習が当たり前なんです。
    でっかい液晶テレビを買っても、びっくりするのは最初だけ、って理論ですね。

    ワイルドフラワーの平日組は、いっつもちゃんとしたデカイ音で、しかもバランスを取って、しっかりと歌やドラムがモニター出来るようにして、日々練習に勤しんでいます。

    実はそうやって、バランスのいい、勝てる音が、自然と体の中に入っているんですね。

    このブログの冒頭で触れましたバタフライ・インザ・ストマックの音源、
    実はうちのスタジオで録音した物ではないんです。

    でも、聴いた誰もが「スゲーTokyo Bay っぽい」って感想を述べています。
    (ギルガメッシュやNICOの新作もそうでした)

    なぜだかお判りになりますか?
    答えは、彼らの体の中に、日々の練習で培われたちゃんとしたサウンドバランスが体に染み込んで、
    その結果、このような音源が出来上がったと言う訳です。

    最近のバタフライのライブが、まるで、メジャーデビューしたての時のNICOみたいな凄い無敵感満載なのも、日々の妥協のない練習の賜物なのです。


    この記事を読んで、
    「ワイルドフラワーにスタジオを変えたら、直ぐにバンドが良くなる」
    って思う方もいらっしゃると思います。

    でも、はっきり言います。
    そんなに簡単に変わりません。

    「みんな3ヶ月掛かって、まず始めの一歩が変わり始める。」

    理由は判りませんが、いろいろなバンドさんを見ていると、実際そうです。
    大体、みんな週に3〜7時間、定期的に練習して、3ヶ月です。

    そうやって体の中にある音を変える事によって、彼らのようなバランスのいい、グルーヴ感溢れた演奏が身に付いていくのだと、この音源を聴いて、改めて確認しました。

    ヌケの良い音作りをすることにより、演奏の問題点がはっきり判る。
    そしてそれを修正する。

    各メンバーの音が確実にモニタリングできるから、グルーヴだって合わせられる。
    メンバー同士で音のコミュニケーションをとることが出来る。
    ヴォーカルの世界観を理解することができる。

    そして、その結果は単純です。
    「演奏がイキイキして、たのしくなる」

    楽しい演奏は、お客さんに必ず伝わります。
    そして、ライブでの対バンの方たちにも必ず伝わります。

    バタフライだけではありません。敢えてバンド名は出しませんが(ってか、想像ついちゃうかな?)
    実際に、物販で売り上げゼロが続いていたバンドが、半年でワンマンを仕切れるようになりました。
    またあるバンドは、ワイルドフラワーに来てから1年後、レコ発ライブの売上げが××万を記録するまでになりました。
    そしてそんな彼らの音源は始めて耳にするリスナーに、
    どれも単純に「カッコイイ」って言ってもらえる出来なんです。

    「レコード」、つまり記録すること。
    音源は、嘘をつきません。
    貴方達の等身大の情報が詰まってます。
    もし仮に貴方のバンドの音源が、編集だらけの体裁を整えることを重要視したものなら、
    残念ながら、初めて耳にするリスナーの心には届きません。

    どんなにカッコイイ音にしようとしても、普段から耳にしていない、体に入っていないならば、
    貴方はそれを音源にすることは残念ながらできません。

    逆に音や機材ばかり追求して、何のためにステージに立つのか、何のために音源を製作するのかを忘れてしまったのならば、やはり残念ながら、初めて耳にするリスナーの心には届きません。


    バタフライ・インザ・ストマックの新しい音源
    Fix Waltz」は、
    音も、演奏も、グルーヴも素晴らしい。

    そして、「俺はここにいる」という自信がしっかり詰まってます。

    そしてそれを耳にしたTokyo Bayなバンドたちは、
    (ジャンルを超えて)きっと悔しくて悔しくて、
    そして更にこの音源以上にカッコイイものを作ってくれるに違いありません。

    だってこの音源が出来るまで、小野君はみんなの音源を聴いて、

    「腹が立つ!くやしい!かっこいい!」を連発してましたからね(笑)




    ワイルドフラワーに来て、そしてとっても悔しい思いをしたのなら、
    それはきっと、

    あなたにとって
    「始まり」であり、

    みんなにとって
    「新しい希望」
    なのかもしれません。


    手前味噌ですが、本当に素敵な「道場みたいな」スタジオになりました。

    みんなありがとう!

    written by いけだ



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